庭のどんぐり

庭でドングリを拾った。  この家に引っ越したのが九年前。庭はまだ、更地のままだった。造園業者に頼む程の広さでもないので、自分で石を拾ってきたり、ホームセンターで煉瓦を買ってきたりして花壇を作った。花や木の苗を買ってきて植えた。すぐに枯れてしまうものもあった。土との相性が良かったのか想像以上に大きくなり、手に負えなくなってきたものもあった。そんな庭に今、ドングリの木が四本育っている。  意識して植えたものではない。きっと娘が小さい頃、どこかへ遊びに行った時に拾ってきたものを庭に捨てたのだろう。それがいつの間にか芽をだし、気が付くともうしっかりとした若木になっていた。娘と妻は有名なアニメ映画のようだと喜んだ。   庭の真ん中で木は大きくなった。何か考えて植えたわけではないので、可哀そうな程窮屈に四本の根っこがくっついている。根が絡み合っているせいか、太い幹の木もあれば、貧弱な幹のものもある。しかし今更素人の手で移植をすることもできず、そのままにしている。それでも余程うちの庭が気に入ったのか木は大きくなり、今では二階の庇に届く程の高さになった。  夏、上の娘が毎日の部活で真っ黒に日焼けしていた頃、蝉が止まって鳴くようになった。秋、下の娘が文化祭に向けて発表曲の練習に夢中になっていた頃、美しいといえないまでもそれなりに紅葉した。冬には新芽が出るまで茶色くなった葉が枝にしがみつき、北風の中わさわさと葉音をさせた。目指す大学に向けて必死になっている娘のがんばりにも似ていた。そして春には、若々しい緑の新芽を広げ、温かいお陽様の光を受けて若葉がやさしい緑を輝やかせた。  そして今年の秋、初めて実ができた。ドングリはいつの間にか花壇の中に落ちていた。茶色い皮に傾きかけた陽の光を受けて、木の実らしく力強く輝いていた。  拾ってきたドングリを出窓に置き、ぼんやり眺めた。何気なく放り出した実でも九年もかけて大きな木に育ち、次の世代へと命をつないでいく、うちの小さな庭でもそんな営みが続けられていることが、すごい事のように思えた。  偶然かもしれないがうちの家族も妻と二人の娘で四人、ドングリの木と同じだ。私達もこの九年、様々なことがあった。親との死別、 娘の大学受験、私が心を病み、仕事を失った事、主夫としての生活、娘達の新しい事への挑戦、さまざまな口論や笑い・・・。四本のドングリの木と同じように私達家族も成長してきたのだろう。  ドングリは、また土に返してやろうと思う。寒い冬を乗り越え、どんな芽をだし、どんな枝や葉を伸ばしていくのか。ドングリと一緒に私達もゆっくり枝や葉をのばしていければいい。静かな昼下がりの居間で、ぼんやりとそんなことを考え、微笑んでいた。

  • Posted on 9月 1st, 2014
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ようやく結婚をすることになって

最近、結婚することになりました。
私はもう38歳なので、かなり晩婚の部類に入りますよね。
若い時は「一生ひとりのほうが気楽でいいや」とか「お金は自分のためだけに使いたい」などと思っていたので、
結婚願望なんて一欠片もありませんでしたね。
しかし、30代を過ぎた頃からでしょうか。
老後の不安や、何よりも家庭を持ちたいという強い衝動が湧き上がってきたんです。
以前の自分からは考えられないような気持ちでした。
しかし、会社と家を往復する毎日で出会いなど皆無だったんです。
これにはほとほと困りましたね。
出会いがなければ結婚なんてできませんから。
私はかなり内気で人見知りな性格のために、自分から出会いを作るなんて苦手な方でした。
そうですね。30歳までに付き合った人数も二人だけです。
そんな私に友人は婚活パーティーを勧めてくれました。
その友人も今の結婚相手とは婚活パーティーで知り合って、意気投合して結婚したらしいです。
それを聞いてとてもうらやましいと思いました。
「よーし、自分も頑張るぞ」なんて気持ちになったものです。
そしていざパーティーに行ってみると、結構素敵な方が多かったんです。
なぜ今まで出会いがなかったんだろうと思う程でした。
そこで、今の結婚相手と知り合ったわけです。
やはり、自分から動かないと何も始まらないというのは本当ですね。
勇気を出して婚活パーティーに出てみて本当に良かったと思っています。
これから暖かい家庭を築きたいと思っています。

バレンタインデーといえば

意識していないからか、縁が皆無なせいか全く気にしておらずいつのまにかバレンタインデーが来ましたね。
バレンタインデーで思い出しましたが、某漫画の主人公いわく2月14日というものは
バレンタインデーではなく『バレタデー』で、バレると困ってしまうことを知ってる人に賄賂としてチョコをあげて
根回しする日だそうです。

ということは、私は物凄く大量のチョコレートが必要ですね!
などという冗談はその辺にしておいて、皆さんは収穫はいかがだったでしょうか?
あげる側だという方は結果は如何ほどでしたか?

私は当然の0個です(キリッ
周囲では貰ったチョコレートの数を競うような会話をしていたり、所謂恋話で盛り上がってました。
街を歩いているとカップルを普段以上に多く見たような気がします。幸せそうで何より。
コンビニやデパートに入ると当然の如くバレンタインコーナーが作られており
主に女学生たちが気合の入った買い物を楽しんでいました。

こういうのって他人の成り行きを見守る分には非常に楽しいんですよね。
当事者になると緊張で心臓が破裂しそうになりますが・・
お店でチョコレートを買う人が多いと思いますが中には手作りのチョコレートを用意する猛者もいるのでしょうね。
興味があったので検索してみて驚いたのですがチョコレートって意外と作るのが大変みたいです。

え?簡単だよーと言う方もいるかもしれませんが、泡立て器を使用する時点で
私にとってはそのへんの料理よりも難易度の高い内容なのです(笑)

でも、そういった苦労があるからこそ手作りチョコの価値は上がるのでしょうね。

幼稚園卒園から小学校入学

つい先日、うえの子(男の子)が幼稚園を卒園しました。
入園したときは小さかったのですが、卒園する頃には少年の様に随分大きくなりました。
といっても幼稚園にいる間は男の子の中で年少、年中、年長と一番せが低かったのですが・・・
初めて幼稚園バスに乗るときは大泣きして逃げまわって、先生に捕まえられて行ったのですが、
数日もすると幼稚園が楽しいのか自分から大きな声で挨拶してバスに乗っていました。
参観日のときは親が幼稚園に見にくるのがうれしくて、みんなの真ん中にでできて自身満々で歌を歌ったりしていました。
運動会の時もいつも張り切って何日も前から走る練習とかしていました。
しかし、かけっこは3年間ビリばかりでしたが本人はみんなと走ることが楽しくていったって機嫌よくいつも全力でした。
お遊戯会のときは、主役では無いけれど、そこそこの役を2役もすることになって、
家にかえる度に他の子の役のセリフとかまで大きな声で練習していました。
そんな楽しい日々を過ごした幼稚園も先日卒園式でした。
親達は感極まって泣いていましたが。
子供自身は卒園の意味がよくわかっていないのか、明日また〇〇君を〇〇して遊ぶ!をか言っていました。

で、今度は小学校です。
幼稚園と同じように毎日楽しく過ごしてくれると、親としてはうれしいのですが・・・

最高の離婚が面白かった。

3月に終わったドラマの最高の離婚が本当に面白かった。
今までに見たドラマの中でも何本かの指に入るくらいの面白さで私はHDDに全話録画したくらいだ。
やっぱり瑛太は抜群にうまい、うますぎる。
ラッキーセブンの時とは打って変わっての役どころで、それなのにどちらも役に入り込めるし、とっても素敵だ。
元妻役の小野真千子さんもずぼらで、でも元旦那を別れても大好きな気持ちが痛いほど伝わってきて、これまた上手だった。
瑛太の元カノ役の真木よう子は、きれいで可愛くてそれだけで目が離せなかった。
今一番のお気に入りの女優さんだ。
その真木よう子さんの元旦那役の綾野剛は、あの役そのものって感じで何の違和感もなく入り込めた。
結局、このドラマは出ている役者さんだけで満足できるうえに、脚本も素晴らしくて毎回目が離せなっかったんだと思う。
毎週木曜日が待ち遠しくて仕方なかった。
だから4月に入って見れなくなっても、録画を見返して楽しんでいるくらいだ。

このドラマの見どころは、この4人のセリフが自分たちにも当てはまうから見入ってしまうんだと思った。
結婚はいいことばかりじゃないけど、他人同士が我慢しながら、時には悲しくて、喧嘩して、でも無性に会いたくなったり、愛しくなったり、そんな気持ちが味わえた。

是非、続編を期待しいている。

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